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渋谷区でのコミュニティキャンパス構想が始動
本学グローバル共生皇冠体育所では、地域社会を教育皇冠体育の場ととらえるコミュニティキャンパス構想を展開しています。このたび、本構想の一環として、渋谷区笹塚地域「笹塚十号のいえ」の利用が開始されました。
「笹塚十号のいえ」は、グローバル共生副専攻科目「地域づくり演習」を履修する学生が渋谷区の地域づくり活動の企画運営に携わる場として活用されるほか、課外活動団体や有志学生による諸活動の実施、学生の卒業皇冠体育のフィールド調査の拠点等として活用される予定です。
5?6月には、「地域づくり演習1」を履修する学生17名が、「笹塚十号のいえ」を拠点としたプロジェクトに参加し、笹塚地域の課題の分析、課題解決の方法の考案と実践を行いました。具体的には、地域の方々の手指の爪を綺麗に磨いたりマニキュアを塗ったりする「ネイルプロジェクト」、SDGsカードゲームをはじめとしたゲームを楽しむ「カードゲームプロジェクト」、スマホの使い方がよくわからない方々の悩みを解決する「スマホ相談プロジェクト」等が実践されました。いずれの交流プロジェクトも、学生企画の活動だけでなく、何気ない日常会話から生活上の悩みの話まで、地域の方々と学生がコミュニケーションをとることを大切にしています。それにより、地域のつながりの希薄化、高齢者の孤立化といった課題の解消に向けて少しでも貢献できればと願いながら、学生は活動を進めています。
各交流プロジェクトはいずれも好評を博し、老若男女問わず、多くの地域の方々に参加いただけました。参加者等からは「とても楽しかった」「聖心女子大学がこんな活動をしているなんて驚いた」といった声が寄せられました。地域の方々との交流を通して、学生たちの実践的な学びもさらに深まった様子でした。
「地域づくり演習1」では、「笹塚十号のいえプロジェクト」をはじめ、「ササハタハツまち遺産探検隊?街いく探検隊プロジェクト」「えびすまほプロジェクト」等、総勢52名の学生が渋谷区内の各地域で社会貢献と学術的探究を兼ねた活動を展開しています。後期科目「地域づくり演習2」も含め、今後も様々なプロジェクトを通して、地域づくり活動に取り組む予定です。
(教育学科教授 杉原真晃)